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【パーキンソン病の食事】スーパーで買える!嚥下障害でも安心な「お菓子」の選び方

【パーキンソン病の食事】 スーパーで買える!嚥下障害でも安心な「お菓子」の選び方

飲み込みが難しい方にとって、お菓子などの「嗜好品」は単なる栄養補給以上の意味をもち、生活の質(QOL)を高め、食べる意欲を引き出す大切な「心の栄養」となります。

しかし、選び方を間違えると誤嚥(ごえん)や窒息(ちっそく)のリスクがあるため注意が必要です。今回は、スーパーで手軽に買える安全なお菓子の選び方を解説します。

1. 安心して食べられるお菓子の条件

食べることが難しくなってきた方に適したお菓子は、「硬すぎない」「口の中でバラバラにならない(凝集性が高い)」「べたつかない(付着性が低い)」「密度が均一である」という条件を満たすものです。

  • プリン・ゼリー
    つるんとしていてのど越しがよく、口の中でまとまりやすいため飲み込みやすい食品の代表です。
  • 完熟バナナ
    熟して柔らかくなったバナナは、舌や歯ぐきで押しつぶしやすく、エネルギー補給にも優れています。また、甘みと香りが増して、食欲がそそられます。

2. 注意が必要なお菓子と「ひと工夫」

以下の特徴をもつお菓子は、そのままでは誤嚥や窒息のリスクが高いため工夫が必要です。

  • 粘り気が強いもの:
    お餅や飴などは、のどに張り付きやすく窒息(ちっそく)の原因になるため避けるのが無難です。

3. 失敗しない「マーク」の見分け方

スーパーの介護食品コーナーなどで選ぶ際は、パッケージのマークを確認しましょう。

  • ユニバーサルデザインフード(UDF)マーク
    「容易にかめる」から「かまなくてよい」まで4段階で区分されています。
  • スマイルケア食マーク:
    飲み込みに問題がある方向けの「赤」マークなど、色で食べやすさが判別できます。

― 食べやすいお菓子選びは「食べ物のバリアフリー化」

段差をなくして歩きやすくするように、お菓子の「飲み込みにくさ」という段差を、適切な商品選択や調理の工夫で取り除いてあげることが、安心できるひとときを守る土台となります。

安全な形態への「ひと工夫」を添えて、楽しいおやつの時間を継続してください。もし飲み込みの状態に不安がある場合は、医師や言語聴覚士に相談し、最適な食形態を確認することをお勧めします。

草野 由紀
筆者情報

草野 由紀

言語聴覚士

保有資格:NST専門療法士、日本摂食嗉下リハビリテーション学会認定士、がんのリハビリテーション研修修了

1993年神戸総合医療専門学校卒業。主に急性期病院にて言語聴覚士として勤務したのち、2025年NSイノベーションズ株式会社に入社。Enjoy Eatingプロジェクトの一員として活動。

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