スタッフが裁量を持って、アイデアをカタチにできる施設を目指して
施設長補佐 佐藤 優作
営業職からヘルパー２級を取得して福祉の業界に転職。30歳で准看護師の資格を取得し、病院・特別養護老人ホーム・訪問看護・有料老人ホームでの勤務経験を経て、2023年4月にリヤンド-絆-仙台太白に入職。
これまでのキャリア
准看護師の資格を取得後、病院や特別養護老人ホームで働いていましたが、在宅系のサービスの方がご利用者様の個別性に合わせられることに魅力を感じるようになりました。
病院ではどうしても業務の効率が重視され、患者様ごとの個別の希望・ニーズに合わせての看護が難しいところがありました。一方で訪問看護の場合は、決まった時間の中でケアを組み立てて、健康管理はもちろんリハビリや口腔ケアなど、看護師が有する専門知識・技術を活かしてサービスを提供することができます。私にとっては、訪問看護を経験したことで、お一人お一人に合わせた最大限のサービスを考えて提供することができる在宅系に、よりやりがいを感じるようになりました。
前職の訪問看護ではマネジメントとして、会社のサービス展開などに関わる経験をすることができました。自分の理想をカタチにする仕事にすごくやりがいを感じていた時に、リヤンド-絆-仙台太白と出会いました。
リヤンド-絆-仙台太白で経験できること
「生活と医療を両立させたサービスを提供する」医療対応型サービス付き高齢者向け住宅だからこそできること、病院や一般の介護施設では経験できないことがあると思います。病院や特養では施設基準・人員基準があるため、基本的には最小限の人数で最大限のサービスをするための効率が求められます。
一方で、在宅サービスでは一人のご利用者様のためにかけられる時間がしっかり確保されています。だからこそ、その時間を使って、その方に何ができるのかという発想が大事になってきます。働く側としては『もっとしっかりご利用者様と関わりたい』という思いをお持ちの方が多いと思います。そういった思いを実現できる施設だと考えています。
一人ひとりが裁量を持って働ける
2023年6月からは、「生活と医療」に加えて「リハビリ」を両立させることを目指しています。訪問看護においても個別リハが始まりました。それまでは基本的に健康観察とご入居者様ごとに必要な医療処置が主業務だったのですが、個別リハを行うとなると時間が非常に短く感じると思います。バイタル測定を効率的にやった上で、どれだけリハビリに時間を作れるか。ご入居者様のために限られた時間で何ができるのか、しっかり自分達で考える必要があります。ある意味では、そこが個々の看護師の裁量・仕事の自由度になってくる部分もあり、やりがいに繋がると思います。
訪問看護師による個別リハビリプログラム
ご入居者様を元気に、職員もイキイキ
リハビリをスタートしたことで、ご入居者様やご家族様には大変喜んでもらっています。ご入居者様は病院から退院して来られる方が多いです。急性期や回復期病棟では在宅復帰という目標があるので、入院中にリハビリをしています。しかし、施設に移ってからは全然リハビリをしてもらえない。それが入居後の満足度低下につながっていました。そういった声から、訪問看護では個別リハビリを、訪問介護では集団リハビリを取り入れることにしました。ご入居者様が長く元気に過ごせるようになっていただき、リハビリの効果が出ることでスタッフのやりがいにも繋がっていけばと考えています。
学べる環境、成長できるチャンス
看護師の多くは、訪問看護未経験です。病院ではリハビリはセラピストが担当しますが、訪問看護ではリハビリも含めて看護師の仕事になります。リハビリを経験したことがない看護師が、ADLの評価やリスクを回避するための看護・リハビリ計画を作っていく必要があります。そういったことを仕事の経験の中から学んでいって、身に付けるチャンスがあります。
開設してからまだ4年しか経っていない施設であり、訪問看護ステーションは立ち上がって約半年です。職員も若い職員が多く、新しいことにチャレンジしていける環境だと感じています。行動力があればアイデアを実現できる、若い力が生きる職場です。
（写真・インタビュー・文：MottoBrand 福井勝雄）
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