人生の最期をどう生きるか選択する場所で、思いを巡らせ寄り添う看護を
訪問看護管理者 橋本
静岡県内外の病院で病棟看護師として勤務。看護師歴は25年以上。2021年7月にリヤンドファミーユへ入職。1年間夜勤専属として勤務した後、現在は訪問看護の管理者を務める。
＜目次＞
・看護師としての歩み
・病院との違い
・リヤンドファミーユで経験できること
・座右の銘
看護師としての歩み
－ キャリア観の変化
看護専門学校卒業後、静岡県内外の病院で病棟看護師として経験を積みました。
病棟勤務を続けていく中で在宅医療への関心が強くなり、看護協会で行われる訪問看護師養成講座や、企業が行う研修への参加を重ねていくうちに、いつかはご自宅で最期を生きる患者さまやご家族に寄り添うことができる訪問看護にチャレンジしてみたいと考えるようになっていきました。
－ リヤンドファミーユとの出会い
2021年5月、県内に家族を残し長期にわたって単身で仕事をしていた私は、そろそろ家族のいる県東部へ戻ろうと決め、就職先を探し始めていました。紹介会社の担当者から「とにかくとても環境の良いオススメの施設があるので、見学だけでも行ってみませんか？」と猛烈なプッシュを受け、「自宅とは反対方向だから無理だよ。本当に見に行くだけだよ」と条件付きでリヤンドファミーユに見学に訪れました。
これまで聞いたことの無かった「施設内の訪問看護・ホスピス」という説明に、看護師として新しい経験が積めることにワクワクし、また、その時たまたま勤務されていたスタッフから「面接ですか？ここすごくいいですよ！良かったら来てください！」と明るく声を掛けられ、帰るころには「ここで働いてみたい！どうやって家族を説得しよう？」と高揚していたのを昨日のことのように覚えています。
病院との違い
－ 求められる観察力・想像力
リヤンドファミーユには、病院と異なり常に医師もいませんし、高度な医療設備はありません。
私たち看護師は、ご家族や前院からの情報やバイタル測定の値に加え、自らの観察する目とケアの際に触れる手の感触から、入居者様の数字には出ない変化も察知しなければいけません。
小さな変化を見逃さない観察力と目の前の利用者様に今何が起きているのだろうと巡らせる想像力が求められます。
－ 最期の時間をご家族と
訪問看護だけでなく、リヤンドファミーユで働くスタッフは皆、「出来ることなら利用者様の最期をご家族様に見守っていただきたい」という共通する思いを持ってそれぞれの業務にあたっています。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため病院では面会・付き添いが制限されており、思うようにご家族に会えないのが現状です。リヤンドファミーユを選んで入居してくだる方々の中にも、「面会ができる・一緒に過ごせる」という点にメリットを感じてくださっている方が多くいらっしゃいます。
私たちスタッフが看取るのではなく、ご家族様にどう看取っていただくかをお手伝いする。私たちリヤンドファミーユのスタッフたちの役割です。
リヤンドファミーユで経験できること
－ 思いを巡らせて、理想の看護を
リヤンドファミーユは、ご本人様はもちろんですが寄り添うご家族様にとっても重みのある時間を過ごす場となります。目の前のご入居者様にとって一番良い選択をご家族様が安心して選べるよう、「もし目の前の利用者様が自分の大切な家族だったら」とたくさん想像し一緒に考えて欲しいと思っています。
「ご自宅で療養されているとしたら、どんな風に過ごされるだろう？」
「ご家族とはどんな風に話すのだろう？」
『こうでなくちゃいけない』という考えを持たずに『これもありかも』と柔軟に思いを巡らせられるようなチームになっていきたいと思っています。
－ 誰かのために知識を増やす喜び
私たちの目の前にいらっしゃるのは、その人らしく人生の最期を生きるためにリヤンドファミーユを選んでくださったご入居者様とそのご家族です。どうにもならない苦痛を抑えるために、強いお薬を使わざる負えない方もたくさんいらっしゃいます。ご家族もできるだけ苦しくないように、寂しくないようにと望まれています。
看護スタッフには、そんな思いにしっかり応えられるよう、必要な知識を学び、身に付けてほしいと願っています。施設内・外の研修参加に力を入れ、学びたいと思う気持ちしっかりバックアップしていくつもりです。
誰かのために目的を持って知識を増やす喜びを知り、スタッフ同士が互いに育て合える環境を作っていきたいと考えています。
座右の銘
「万事良好 ～ すべてうまくいっている」
その先にある物を信じて、大変な時こそ、そう自分に言いきかせています。
（写真・インタビュー・文：MottoBrand 福井勝雄）
看護師募集中！
これまで培ってきた看護技術・知識をフルに活かし、『人生の最期をどう生きるかを選択する』そのお手伝いを、リヤンドファミーユで一緒にしてみませんか？誰かのために知識を増やす喜びを知り、お互いに高め合える若いスタッフが集まっています。お気軽に施設見学にお越し下さい。
