サ高住から住宅型ホスピスへ。医療度・介護度が高くなっても介護士の私が働き続ける理由
訪問介護スタッフ 石川
グループホームで介護の仕事をスタートし、働きながら介護職員初任者研修（ヘルパー2級）の資格を取得。その後、リヤンド-絆-仙台青葉の前身である国見幸迎館（サービス付き高齢者向け住宅）に入職。2023年10月からは訪問介護ステーション リヤンド仙台青葉のオープニングスタッフとして勤務。
＜目次＞
・私の介護キャリア
・リヤンド仙台青葉になってからの変化
・医療的なケアを学べる環境
・職場環境、人間関係
・今後の目標
私の介護キャリア
介護の仕事をする前は、塗装工の仕事をしていました。結婚を機に宮城県仙台市に転居し、妻のお母さんの紹介で宮城県石巻市のグループホームで介護職員として働き始めたのが介護職のスタートです。通勤距離の問題でそこを退職し、家から通える範囲で求人を探していて、リヤンド-絆-仙台青葉の前身である国見幸迎館（サービス付き高齢者向け住宅）に転職しました。
ご入居者様は自立度の高い方がほとんどで、ナースコールの対応や日々の健康管理など最低限のフォローを受けながら生活する施設で、約5年間働きました。2023年10月からはリヤンド-絆-仙台青葉として医療対応型サービス付き高齢者向け住宅【住宅型ホスピス】にリニューアルするということで、引き続き介護職員として働く選択をしました。
リヤンド仙台青葉になってからの変化
リニューアルする前の施設では、自立度の高いご入居者様がほとんどでしたので、介護量はそんなに多くはありませんでした。そこから医療対応型・住宅型ホスピスというコンセプトに生まれ変わるということで、私の中では「介護職員としてのスキルアップにつながる」とポジティブに捉え、リヤンド仙台青葉での勤務継続を希望しました。
現在（2024年6月時点）のリヤンド仙台青葉のご入居者様の状況は、医療対応が必要な方が約3割、介護が必要な方が約5割、自立度の高い方が約2割となっています。以前に比べて介護職員としての業務量は増えていますが、食事介助や入浴介助など幅広い業務を経験豊富な介護スタッフ達とチームワーク良く進めることができています。
医療的なケアを学べる環境
リヤンド-絆-仙台青葉は、24時体制で訪問看護師による医療的ケアを可能にすることで、末期の悪性腫瘍患者・パーキンソン病等の神経難病の方など医療依存度が高い方を積極的に受け入れています。私も看護師の方と一緒にケアに入らせていただく中で、色々なことを教えていただいています。
がん末期のご入居者様がナースコールを頻回に押されることがあり、私は当初戸惑っていたのですが、看護師の方から「終末期におけるがんの痛みが激痛であること」「お薬を使った鎮静の在り方」などについて直に学ばせていただきました。実際にケアにあたる時にも、病気・病態に関する理解を深めたことで痛み・苦しみに寄り添えるようになったのかなと感じています。
医療対応型・住宅型ホスピスというコンセプトに生まれ変わったことで、新しく身に付いた知識も多く、とてもやりがいを感じながら働くことができています。
チームワークの良さ
毎日みんなでミーティングをして、申し送りや業務の割り振りを確認してから各自ケアに入っていきます。自分以外の誰が、今どこで何をしてくれているかが分かっているので、どちらかが早く済んだ時には手伝いに行ったり、逆に応援をお願いしたりとスムーズな連携ができています。
経験豊富な方々が多く、皆さんすごく協力的で、助け合いながら仕事ができていると感じます。
働きやすい環境作りに参加できる
多くのご入居者様が生活をされているリヤンド-絆-仙台青葉では、よりスムーズに業務を進められるように業務改善にも積極的に取り組んでいます。色んな所で働いてきた介護スタッフたちが意見を出し合って、ケアをするにあたって「この備品があった方が、より良いケアができる！」といった声を現場から上げると、実際に取り入れていただけます。
2023年10月にリニューアルオープンしたばかりなので、働きやすい環境作りに向けて職員の声が通りやすく、新しい施設をみんなで作っていけることは魅力の一つだと思います。
今後の目標
看護師も介護士も皆さん経験が長く、専門的な知識を持ったレベルの高い方々と一緒に働けていると感じます。一緒に働かせていただく中で、介護職としてのスキルアップ・知識の向上は実感しながら働くことができています。将来的には、私も介護福祉士の資格取得にチャレンジできれは良いなと考えています。
（写真・インタビュー・文：MottoBrand 福井勝雄）
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リヤンド-絆-仙台青葉は、2023年10月にリニューアルオープンした医療対応型サービス付き高齢者向け住宅【住宅型ホスピス】です。終末期に携わるプロフェッショナルとして。あなたも一緒に働きませんか？
